http://kote5120.blog.shinobi.jp/%E5%9C%B0%E7%90%83%E4%BA%BA%E3%80%81%E7%AC%AC5%E3%81%AE%E7%A8%AE%E6%97%8F%E3%81%B8/%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E3%81%8C%E3%81%AF%E3%81%98%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%95%E5%B9%B4%E3%82%82%E7%B5%8C%E3%81%A4%E3%80%81%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%81%86%E3%81%91%E3%81%A9%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BBバブルがはじけてから何年も経つ、と言うけど・・・
実はまだまだバブルなんじゃないか、と思う。
人はなんだかんだ言っても
やはり楽をしたがるし便利を求めるし、
より良いものを探す生き物だと思う。
ただ生きるだけ、という事であれば・・・
極端に言えば猿人の頃の生活で良いはずだ。
しかしそうはなっていない。
社会という共同体を作り、それぞれ役割を持ち、
その一員として生きている。
属する社会のルールに従い、
その社会が進む方向に自分をあわせて、
あるいは当てはめて生きている。
その中で自己を認識しているのだと思う。
今のどこがバブルなのかと言う人もいるかもしれないけど、
「自粛ムードで消費が冷え込んだ」という話が
テレビで聞こえて来る時、こんな世の中であっても
経済が必要以上に膨らんでいるんだと思わざるを得ない。
そういったテレビの内容では
震災の前と後での比較をしているけど、
僕自身は変わっていないだろうと思うし
少なくとも自粛しようなんて事は思っていない。
何年か前にCO2を削減しようってことで
チームマイナス6%ってのがあったけど、
僕自身はそのころから節電はしているし
無駄なエネルギーは使わないようにしている。
けど多くの人がそんな事には目を向けなかったと思う。
なぜなら面白くもないし面倒だし
何よりそれがなぜ必要なのかを感じ取れる人が
少なかったのではなかろうかと思える。
つまり必要性がなければ本能に基づいて
自分の欲に従って生きている、という事だと思う。
する必要のない苦労はしない。
そういった考えや行動があって
日本の経済効果を上げていた、ということが
今回の震災によって見えたのだと僕は思う。
そして、消費の冷え込みによって
企業活動が停滞し、その負の連鎖によって
税収が落ちるとか言う話も聞こえている。
そもそも何のための税か、ということだけど、
wikipedia「租税」にはこう書かれている。
1.公共サービスの費用調達機能:
「市場の失敗」という言葉に象徴される市場経済のもとでは提供困難なサービス(軍事、国防、裁判、警察、公共事業など)の提供のための費用を調達するための機能
2.所得の再分配機能:
自由(私的財産権の保護)と平等(生存権の保障)は、究極的には矛盾する考え方であるが、今日の多くの国では、いわゆる福祉国家の理念のもと、国家が一定程度私的財産に干渉することもやむを得ないことと考えられている。このような考え方に基づいて持てる者から持たざる者に富を再分配する機能
3.経済への阻害効果:
投資意欲の妨害、生産活動・労働意欲の阻害、消費意欲の低下など、経済が本来あるべき姿を歪め、経済全体に悪影響を与える効果
4.景気の調整機能:
自由主義経済体制における特殊な調整機能。景気の循環は不可避のものとされるが、景気の加熱期には増税を行うことにより余剰資金を減らし投資の抑制を図る。逆に後退期には減税を行うことにより余剰資金を増やし投資の活性化を行う。これにより、ある程度景気を調節することが可能であるとされる。現代の租税制度は累進課税を採用している租税が国等の主要な財源を占めているため、所得の変動に応じた税率の変動により、景気が自動的に調整されるという効果を有する。この効果は「自動景気調整機能(ビルト・イン・スタビライザー)」と称される。
このいずれも大切なことだけど、
今、最も影響が出ているのは3.ではないだろうか?
部品供給など一翼を担っていた東北地方が
安定的な活動、あるいはいっさいの活動ができなくなり、
その部品を使用する後工程も止まっている。
完成品を作れないということは
他の部品も必要なくなるという事になり、
つまりは震災の影響とは直接関係のない
部品サプライヤーにまで影響が及ぶ事になる。
ただでさえこのような状況なのに
ここから税金を取る事は本質と外れると思う。
なので少なくとも被災地の産業からは
復興まで○年と決めてその間は税を取らない、
という事が必要なんじゃないだろうか?
そして税の目的2.に則して再分配を行なう。
海外で生産している企業は今回の震災により
相対的に見て競争力が上がっているわけだから
ここから税金(関税とか)を多く取り、復興に充てる。
そしてMADE IN JAPAN製品については消費税5%に対し、
海外生産品は30%くらいの消費税をかければ良いと思う。
今街の中を見ると日本製製品があまりにも少ない。
それなのに日本人よく生活できているな、と思う。
けど、こういう危機が起きた時、
それに耐えられるだけの基盤を持っていないと
本当に我々日本人は落ちてしまい、最終的には
どこかの国に侵攻され属国となってしまいかねない。
世界で勝ち抜かないと生きていけない、
ってことをいう会社や組織もあるだろうけど、
そう言うんだったら日本に居らず、海外に出て行きなよ。
長い間歴史を刻んできたこの日本で
同じ価値観、同じ社会の中で皆暮らしてきたけど
明治の開国によって商売以上に大事だった農、工、
そして武士だけでなく多くの人が重んじていた
仁義や高貴さを失ってしまったと思う。
外国文化の流入が一因だと考えるのが筋だろう。
それでも多くの日本人にはまだ受け継いでいるけど
このままでは残していくべきものが消えると思う。
いや、もう消えてしまっているのかもしれない。
企業は金儲け一辺倒ではなく、
政府や自治体は利権にしがみつくのではなく、
もっと人や土地や共同体を意識した形に
(日本独自の形態を形成して世界の模範とる)
していく良いタイミングなのではないかと思う。
ちょっと説明が抜け過ぎかな。意見が極端すぎるかな。
けど、そうじゃないかとつくづく思う。
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