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手紙

何年ぶりか分からないほど久しぶりに
便箋で手紙を書いた。

たぶん昔に手紙を書いたときは、
60円か、そのくらいの時代だったと思う。
おそらくその時は自発的な手紙ではなく
回りから書くように言われて書いた、
そんな手紙だったのではないかと思う。

そして昨日、とある思いを伝えるために
どういった方法が良いかを考え、
これが最良ではないかと思い至ったのが
「便箋で自筆の手紙を書いて気持ちを伝える」
ということだった。

このことが良かったのか悪かったのか
それはもう少し時間が経たないと分からない。

今回、手紙を書いてみて分かったことがある。
それは、伝える言葉をよく考える、ということだ。
メールでもそれなりに考えるけど、
それ以上に考えた感がある。
それは書くのに時間がかかることで
考える時間が自ずと増える仕組みであること、
便箋というエリアをバランス良く埋めること、
など、形に合わせた文章を構築する必要がある。
便箋の種類は世の中にたくさんあるけど
そんなに持ち合わせてはいないので、
そんなこんなで時間がかかるものと知った。

そして表現方法についても
携帯等のメールとは全然違う。
いちばん違うと思うのは文字の大きさだ。
強く言いたいことは大きめになるし、
文字間を広げて書いたり、
小さめの文字を詰めて書いたり、
そう言った表現が、自筆では可能となる。
行の折り返しも考えながら、
最も想いが伝わるであろう構成で
気持ちを乗せる必要があるのだ。

さらには文字のひとつひとつを自分で書くため
それなりに集中が必要であり、
特に書き慣れていない僕のような人間にとっては
集中力の鍛錬、気持ちを前に向け続けること、
そういった点も必要となってくる。

今回は、そもそも伝えたい気持ちがあって
それをどうやって伝えようかと考えていたので
書き上げるまで集中力が途切れる事はなかった。

昔は手紙だったりはがきだったり、
そういった手段だけだったのだから
嫌でも手も頭も使っていたわけだ。

現代の携帯メールでは漢字はその場で変換できるし
候補が出てくるなど頭を使う必要はほとんど無い。
ボタンを押す事が出来れば
封を閉じる事も切手を貼る事もせずに
伝えたい事を伝える事が出来る。


現代人が失ったものは大きい。
それに気づいただけでも良しとするか。

いや、今回書いた手紙で
状況が好転することを期待したい。
そう思う。

時が経つのをただただ待つとするか。

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