http://kote5120.blog.shinobi.jp/%E9%AD%82/%E7%9B%AE%E3%81%AB%E3%81%AF%E7%9B%AE%E3%82%92目には目を
先日、ビンラディンを討ったアメリカ、
これについて思うところが。
オバマ大統領が深夜に発表したにもかかわらず
多くのアメリカ国民が歓喜に沸いていた。
(映像には若い人が多かった)
あの姿がアメリカの気持ちの現れだと思う。
きっと老若男女関係なく喜んだのだろうと思う。
それだけビンラディンというテロリストを
憎み続けていたのだろうと思う。
そのニュースで、当時世界貿易センタービルで
銀行マンをしていた日本人(被害者)の家族に
取材してその気持ちを聞いていたのだけど、
その被害者のご両親はアメリカ人が
歓喜に沸いている姿を見て違和感を感じていた。
僕はこのご両親と同じ気持ちだった。
多少のブレはあるだろうけど、この大きな差、
これが文化の違いなのだろう、と思う。
あるいは宗教も関わるだろうか?
僕(うち)は比較的無宗教なので
(強いていえば浄土真宗)
当然キリスト教についてもほとんど知識はないけど
「目には目を」という言葉は聞いた事がある。
この言葉通りの教えなのかどうかは全く知らないけど
受けた痛みは相手にも与える、という事のように読める。
アメリカは他民族国家なので多宗教だと思うけど
キリスト教徒は多いんじゃないかと見える。
たしかオバマ大統領も十字を切っていたと思う。
日本にも敵討ちとか仇討ちとかの文化がある。
以前に読んだ「武士道」から引用すると
「復讐=最高裁判所」と書かれている。
私たちの復讐感覚は、数字の能力のように正確であり、等式の両方の項が満たされるまでは、何かやり残した感じを払拭できないのである。
僕が今回違和感を感じたのは、
おそらく敵討ちの達成に加えて「喜ぶ」という
ところなんじゃないかと思う。そう感じられる。
そしてどうあるべきだったのだろうかと考えると
なかなか答えを出せないでいる。
本当であれば生け捕りにして国際法廷(?)で
裁きを受けさせるべきだったのではないだろうかと思う。
そして、できれば中東側と欧米側で
それぞれどのような考えがあり、
それぞれ何を守りたいのか、違いは何なのか、
共存するにはどのような関係が適切なのか、
などの話をし、世界中に中継すべきと思う。
この関係、昔っから全く進展がないどころか
世界の懸案事項になっていると思う。
多分、欧米(アジアも?)が中東から旨みを吸い
不均衡が生まれた事も原因なんだろうと思うけど
火種がず〜っとくすぶっている感じで
このままだといずれ情勢不安に陥ると思う。
目には目を、なんて無いに超した事は無いけど、
起きた場合でも等式が均等になるようにし、
無駄な対立感情を駆り立てないように
なんとかうまくいかないものだろうか?
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