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五輪書

宮本武蔵 著 / 渡辺一郎 校注 / 岩波書店 刊 武士道を読んだ流れで
五輪の書も読んでみようと思った。
この本は昔の言葉で書かれていて
まぁ読めるけど正しく読めているかどうかわからない。
わかりにくい言葉には注記がしてあるけど
中には注記に定かではないものもあり、(からす足とか)
やはり文化というものは変わる前に語り継いでいき
伝承され続けるべきだろうと思う。

伝統工芸も同じだろうね。

そしてこの本を読んでいて、
最近起きているいろいろな外交問題は
この本を実践できていれば
事態が悪化しなかったのではないかと
思えるような部分もあったりして
ちょっと外交というものの見方が変わった。
今起きている中国漁船の体当たり問題が
日本人の感覚とはかけ離れた対応を
中国がとっているせいもあるかもしれないけど、
外交とはまさに戦なのかもしれない、と思う。

※ちなみに尖閣諸島に領土問題は存在しないので
 「中国漁船の体当たり問題」と書きました。


さて、この本の目次。
目次がカッコいい本ってあまりないよな、と思う。
地之巻
水之巻
火之巻
風之巻
空之巻
兵法三十五箇条



こんな本あるか?
ちなみに空之巻は2ページちょいしかない。
この空之巻こそ、二刀一流について書いてあるのだ。
たった2ページで終わらせるあたりが素晴らしい。


気になった部分は下記。
・一命を捨つる時は、道具を残さず役にたてたきもの也。道具を役にたてず、こしに納めて死する事、本意に有るべからず。
・足に飛足、浮足、ふみすゆる足とて、是三つ、きらふ足也。
・同じ事二度は是非に及ばず、三度するにあらず。
・敵を矢場にしほし、即時にせめつぶす心、兵法の専也。
・大分の兵法にも、敵の人数の多少を覚え、其戦場の所を受け、我人数のくらいをしり、其徳を得て、人数をたて、たたかいをはじむる事、それ合戦の専也。



まぁとにかく戦いにおける心の持ち様や
相手の動きの読み方などが
事細かに記されている本である。
もっと読みやすい本の方がよいと思う。


・五輪書 (ワイド版 岩波文庫)

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