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人生の五計

安岡正篤 著 / PHP研究所 刊 足るを知るに続いて、
どう生きるべきかを考えるために
この本を読んでみた。

五計とは「生計」「身計」「家計」「老計」
そして最後が「死計」なのだけど、
ところどころで憲章が出ており、
これが出るたびに自分を省みてしまった。
例えば学生憲章なら

学生は人間の青春であり、民族の清華である。その品性・態度・教養・行動はおのずからその民族・国家の前途を標示する。


など、その他いろいろ書かれている。
そして、それぞれ解説も書いてあり、
すべてが納得できたわけではないが
ぐうの音も出ない内容がほとんどで
真摯に受け止めなければならないと思った。

学生憲章は学生しか関係ないだろうと思わず、
学生が学生たる姿になるよう
社会全体で育てなければならないことを考えると
無関係というわけにはいかない。


とにかくこの本にはいろいろ考えさせられた。

・最近になって東洋医学、西洋医学、生理学が発達しまして、人間の体の重要な内蔵諸器官はみんなそれに則してエネルギーを蓄える、機能を充電させる時間帯を持っておるということが発見された。
・政治とか革命とかいうこともそうであって青年だけでは駄目である。老年だけでも駄目である。青年と老年とをうまく配剤、合わさんといかん。
・教育は職業的・社会的成功を目的とする手段ではなく、真の人間を造ることを使命とする。「教師憲章より」
・「男は齢四十になれば、己の人相に責任がある」
・人間が万物の霊長であるという境界を成す大事なものは何かというと、それは「敬」と「恥」であります。
・諦めには内容のないような諦めと、非常に高度な諦めがある。そしてこの高度な諦めを「悟り」と言うのです。
・人間は死ぬ時に「水をくれ」と言う。死にがけに「菓子くれ」とか「葡萄酒くれ」とは言わない。
・日本ならまず一億総白痴化ということが確実に進行しておる。これは機械文明の恐るべき、そうして多くの専門家が予期しなかった、これこそ偶然的結果、文明そのものが予期せざるところへ赴いてしまった。



老計、そして死計と読むうちに、
自分が何年の寿命を持っており、
逆算してあと何年生きられるのかと
考えた時にふと思ったのが
「時間があまり無いなぁ」
ということ。





学生時代はいろいろと詰め込んで
生きてきたと思っているけど、
(多くを学び、出会い、自己形成してきた)
社会人になってからは環境変化もなく
意識しなくても時間がどんどん過ぎてしまう。
本来どうあるべきかをもっと考え、
死ぬ間際で見苦しい姿を露呈したくない、
と、つくづく考えてしまった。





・人生の五計 困難な時代を生き抜く「しるべ」 (PHP文庫)

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