忍者ブログ

記録として残らないもの

このブログは改めて環境に配慮した紙とインクでお届けしております。

武士の娘

杉本鉞子 著 / 大岩美代 訳 / ちくま文庫 刊 2011年5月以降、
読んだ本・見た本カテゴリに何も書いていなかった。

本を全く読んでいなかった訳ではないので、
今からそれを書いていこうと思うけど、
読むペースはすごく落ちている。
病院の待合時にしか読めていない。

まぁ、無理に読むこともないので
自分のペースで読むのは今後も変えないけど。


さて、武士の娘。

この本を読もうと思ったきっかけは
今となっては全く覚えていない。
この本と、次に書く本の感想も
櫻井よしこさんが推している本だったので
たぶんその時期は櫻井さんの発言が
気になっていた時期なんだろうと思う。


耳を折ったページが気になったところだと思うので
過去の自分に問いながら気になったところを
ざざっと書いてみたい。


・(父は)近くの僅かばかりの土地に桑畑をつくりなどして、
 身を農夫に落としたことを誇りにしておりました
・「異人さんのように強くなりたくもなし、
  賢くなりたくもありません」
・祖母はやさしい調子で犬は畜生でありますから、
 畜生には畜生の分限があるのです
・私ども日本人の生活の中には、ただあるがままに
 受入れていることが大変多うございます。
・その当時、私は全生活をあげて
 主婦としての準備と躾とに日を過ごしておりました。
・この笄が死んだ仇の足頸に真直にさしこまれている時は
 「帰来をまつ」という無言の挑戦を意味したものだと
・私はこの先生方に感嘆しながらも、その方々が
 お作法を弁えていらっしゃらないように思われて
・私は、日本の女のうちに代々流れている忍従を
 心の中にしかと抱いて、そろそろと祖母の部屋の方へ
・アメリカ人というのは、束縛もうけず、長所も短所も・・・
・(アメリカでは)お金に精神的な価値など
 認めてはいないのだよ
・(日本では)誇り一杯の折にも「豚児」とか
 「ぶしつけもの」とか申すものでございます


今、本を手に取り上の引用をしたけど、
思わず読み進めてしまう、そんな内容だ。
こういった内容で、礼儀事典のようなものが
あると僕は手に取るんじゃないかと思う。
日本人が確立した心、そしてその価値観と
他国の道徳/倫理観が比べられると
日本の強い部分/弱い部分が見えて
より良く変わっていけるんじゃないかと思う。

拍手[0回]

PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

ブログ内検索

つい

アーカイブ

こちらもどうぞ

プロフィール

HN:
kote
性別:
男性
職業:
会社員
自己紹介:
かじった趣味
 ボウリング
 テニス
 ジャグリング
かじってる趣味
 軽音楽
完走したマラソン
 犬山ハーフマラソン
 名古屋シティマラソン
 那覇マラソン
 関ハーフマラソン
昔してたスポーツ
 剣道
 水泳

こんなとこか?

P R