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人間はどこまで動物か

日高敏隆 著 / 新潮社 刊 この本、日高さんという方が
どういう人か知らぬまま読んでいたが、
しばらく読み進めた時点では
30代か40代くらいの若い人が書いていると思っていた。

そう思った理由はおそらく
「僕」という表現を使っていたからだと思う。
それともう一つ、植物や動物を見た感想を
この日高さんはものすごくストレートに表現していて
純粋な心で自然に接していたのだと思える。
このような心の持ち主である、ということも
若く感じた理由の一つではないかと思う。

非常に好感を持った。こういう人間になりたいと思う。


そして本の中身でも気になる点があった。


・完全に暗黒の中であったにもかかわらず、緑色の小枝には緑色のサナギが、枯枝には褐色のサナギがついていたのである!
・自然は征服して従えるべきものである。それでこそ人間たる価値が発揮されるのだ。
・今流行の国際化と関係があるのかどうか知らないが、花屋にいけばすぐわかるとおり、ほとんどの花は外来である。
・イヌとネコは同じ食肉類のけものである。しかし人は、「イヌはどこまでネコか?」という問いを発することはない。
・世界の多くの土地の人々は草の生えないことと戦ってきたのに対して、日本では人は草の生えることと戦って生きてきたのである。
・今日では「緑の革命」は大きな失敗であったと考えられている。



なんだか本を読むたびに、毎度毎度、
「この本は若い人に読んでもらいたい」とか
感想として述べているけど、
今回も同様、同じ感想を持った。
この本に書かれていることの一部は
人類がこの先どうやって生きていくべきか、
という大きなテーマについても書かれていると思うからだ。



それともう一つ、気持ちを若く生きていこうと思った。




・人間はどこまで動物か (新潮文庫)

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