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中野孝次 著 / 朝日新聞社(朝日文庫) 刊
僕が今まで、他の人と比べたら
いい言い方をすれば欲無く高望みせず、
悪い言い方をすれば無関心・ケチケチした、
そんな生き方をしてきている。
これは誰に教わるともなく
僕の中から湧いてきたことのように思う。
強いて言えば親から欲を持ってなんでも
積極的にやるんだ、とか、
得をするように常に頭をめぐらせる、とか、
そういった姿を反面教師にした可能性はある。
そんな中、この本を見つけて読んだわけだが、
この本には考え方やその基となる内容、
過去の識者が残した言葉から
自足を実践している方の話まで書かれ、
また昨今の経済が混沌としていることにも
触れていて興味深い内容だった。
たぶん多くの人はこの本を読んでも
自分にはまったく当てはまらない、
そんな生き方をしても何も得るものは無いと
考えるのではないかと思う。
ただし、われわれ人間をはじめ全生命体が
持っている命については最近軽んじられ
生きるという大道からずれ過ぎていると思う。
それはやはり生きていることを自覚できず、
生きていることがどういうことなのかを
考える機会も見つめなおす機会も
なくなってきているからではないかと思う。
今一度、原点に立ち返って見直すべきと思う。
・知足者富「足ルヲ知ル者ハ富ム」
・森には美もあり愛もある、激しい戦いもある、だが、ウソが無い
・年をとっていることは、若いことと同じように美しく神聖な使命である
・中年過ぎて、自分というものができてからは次第にそうやって他に合わせるのがバカらしくなってきた
・自分の内心の声に従う、いつでもそれが最良の方法なのである
・その寿命にさからって、他人の臓器など移植してまで少しでも生き長らえようとするのは、天命に反しよう。真の自足は天命を受け入れることなしには成り立たない。
これを読んで書き記そうと思ったのが↓。

我々はもっと非生産的な生き方をして、
今のような殺伐とした社会ではなく、
真の豊かさとは何かを追求し
実践してもよいのではないかと思う。
神々に畏敬の念を持って生きていた時代のように。
・足るを知る 自足して生きる喜び (朝日文庫)
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