忍者ブログ

記録として残らないもの

このブログは改めて環境に配慮した紙とインクでお届けしております。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

日本の昔ばなし(9/14〜9/28)

内容メモ

9/14放送分

・恋する地蔵さま
 お地蔵さまの足が毎日汚れていることを
 お寺の小僧が見つけた。
 ある晩、小僧はお地蔵さまが歩き
 隣町の女地蔵と合っている事を突き止めた。
 しかしある日を境にその行動は止まった。
 他の男地蔵さまに取られてしまったからだ。
 そのころ、男女の縁が切れる事がよく起きて
 地蔵さまはやきもち地蔵と呼ばれた。
 それにちなんでお地蔵さまには焼き餅が
 供えられ人々に親しまれた。

・いたずら狐のぺちゃんこ鼻
 山に住むいたずら狐は爺さんの1日の稼ぎを
 よく奪っていたが爺さんは黙っていた。
 ある日、狐は欲を出し、爺さんの家に行けば
 もっと美味いものが食べられると考え、
 2体目の仏さまに化けてお供えを待った。
 婆さんは仏さまが1体増えているのをみて、
 狐が化けている事を見破った。
 「うちの仏さまはお供え物をすると
  鼻をひくひくさせて喜んでくださる」
 狐が鼻をひくひくさせた瞬間、
 その鼻を棒で叩き、狐を追い出した。
 「もう2度と来るんじゃないよ!」

・ふくろう紺屋
 フクロウが営む染物屋には
 色のついていない鳥たちがやってきて
 それぞれ自分にあった色を付けてもらっていた。
 その頃、白かったカラスはトキのような
 羽の内側が紅色の姿に憧れていた。
 カラスはトキのように羽を染めてくれ、と
 フクロウにお願いし、染めてもらった。
 そのあと、カワセミのかっこよさに憧れ、
 またフクロウの店に行き、カワセミと
 同じ色に染めてもらった。
 自慢しようと見せびらかせに行ったが、
 そこで見たキジの姿が気に入り、
 今度はキジのように染めてくれとお願いした。
 フクロウはここでじっくり考えた。
 考えた末、いろいろな染料を混ぜに混ぜ、
 その壷にカラスを突っ込んだ。
 結果、真っ黒に染まったカラス。
 他の鳥はカッコいいというけど
 カラスは納得いかずにフクロウを責め続けた。
 それからフクロウはカラスを避けるようになり
 夜に活動するようになった、とさ。
 ※個人的にはこういう話が好き。


9/21放送分

・ねこの茶わん
 ある旅人が出店に寄った。
 そこには野良猫がいて高級茶わんで
 えさを食べていた。これを見た旅人は
 店の主人に「この猫を3両で譲ってくれ」
 と言い、猫を譲り受ける事となった。
 しかし高級茶わんとももらうと言うと
 主人は「これは高級品で私の宝なのです」
 と断られてしまう。多くの旅人が
 同じように猫を買っていった、とのこと。
 旅人は思った。「してやられた」

・ものぐさ太郎
 何をするにも面倒くさがりのものぐさ太郎は
 腹が減っても嵐が来ても何もせず、
 ただただ周りの人が助けてくれるのを待ち、
 毎日を暮らしていた。
 ある日、各地から中央へ働き手を集めて
 事業を行う事となったが町には行ける
 若者が居らず、ものぐさ太郎に行ってもらう
 ように皆が頼み込んだ。ものぐさ太郎は
 断るのが面倒になり出かける事となった。
 現場では全く怠惰する事なく働き続けた。
 そしてその働きが終わる間際、清水寺にて
 ものぐさ太郎はある女性に一目惚れした。
 「よろづ世の 竹のよごとに そふふしの
  などから竹に ふしなかるべき」
 女性はこの歌に惹かれ結婚する事にした。
 ものぐさ太郎は身を清めきれいな身なりをし
 町に帰る事となった。その後は官吏となり
 人々に尽くした。ものぐさ太郎曰く
 「私はもう一生分のものぐさを使い果たした」

・猿とひきがえる
 山に台風が迫ってきたため、
 サルとひきがえるはお伊勢さんに向かい
 台風がこないようお願いする事とした。
 サルは足の遅いひきがえるを待ちながら
 進むと遅れてしまうと考え、
 ひきがえるを背負う事とした。
 疲れたら交代する約束をしたが
 ひきがえるにサルを背負える力は無い。
 ひきがえるはサルに対して
 「空を見ていてくれ」と頼んだ。
 ひきがえるはサルを乗せ、上下に
 動くのみで一歩も進まなかったのだ。
 結局お伊勢さんへの道のりはすべて
 サルが進んだ結果となった。
 それを見ていたトンビはサルに話した。
 サルは怒りをおぼえた。
 ひきがえると共に餅をつき、その臼を
 山から転がし先に着いた方が
 全て餅を食べられる、という競争を
 する事となった。
 サルは早く臼に辿り着いたが、臼には
 餅が無かった。餅は途中で落ちており、
 振り返るとひきがえるはその餅を
 全て平らげていた。
 それからというもの、サルは身軽に、
 ひきがえるは動きがのろくなった。


9/28放送分

・縁結びの観音様
 貧しい町で漁師を営む若者がある日、
 網に石で作られた観音様がかかった。
 持ち帰り奉るとその晩にお告げがあり、
 網を投げるときに私の経を唱えよ、
 とのことだった。翌日の漁で若者は
 習いもしないお経を唱えていた。
 ある日の帰り、若者は道にうずくまる
 若い娘を助ける。若い娘もまた
 観音様のお告げで婿探しの旅をして
 その道中に具合を悪くしたとの事だった。
 二人は結ばれる運命だと悟った。
 観音様はその後も縁結びを求める
 人々に愛された。

・開かずの箱
 お寺を建てることとなった村が
 隣村の匠にお願いする事となった。
 どんな人かと思ったら酒飲みの爺さん、
 村の人は本当に匠かと疑ったが
 寺は見る見るうちに高くそびえ立った。
 完成の後、匠はこれを奉ってください、と
 こけしの入った箱を村人に渡した。
 実はこの白木のこけしに匠が命を吹き込み
 このこけしたちが寺を建てたのだった。
 それを知った村人は
 2度とこの箱を開けずこけしたちを奉った。

・ろうそく騒動
 寺の住職さんがおみやげとして
 赤い筒状のものを村人に渡した。
 村人は何か分からず悩んでいたが
 商人の男が「これはかまぼこだ」と
 皆に食べるよう奨めた。しかしこの商人を含め
 その場の誰しもがかまぼこを知らなかった。
 男たちは切り分けて食べたが
 まずくて食えたものではない。
 しかし住職さんからのおみやげなので
 きっと薬のようなものだと考え食べきった。
 その後、ある男が走ってきて
 このおみやげは食べ物じゃねぇ!
 頭から火が出るものらしい!
 と伝えてくれた。これを食べて火照っていた
 男たちは、自分たちの体の中で火が回って
 そのせいで熱いんだと勘違いし、
 大急ぎで池に向かい水を大量に飲み
 池の水に飛び込んだ。
 このおみやげは・・・赤いロウソクだった。

拍手[0回]

PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

ブログ内検索

つい

アーカイブ

こちらもどうぞ

プロフィール

HN:
kote
性別:
男性
職業:
会社員
自己紹介:
かじった趣味
 ボウリング
 テニス
 ジャグリング
かじってる趣味
 軽音楽
完走したマラソン
 犬山ハーフマラソン
 名古屋シティマラソン
 那覇マラソン
 関ハーフマラソン
昔してたスポーツ
 剣道
 水泳

こんなとこか?

P R