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「世界征服」は可能か?

岡田斗司夫 著 / 筑摩書房 刊

この本は本屋で見ていて
なんだか面白そうだと思って
思わず買ってしまったものだ。

しかし読んでみると
なんだかリーダー論的な、
そんな読み物であった。
正直、そういう感想である。

気になった部分を引用してみる。
・常に感謝されたり、恐れられたり、
 怖がられたりすること。
 それが世界征服の醍醐味です。
・後の研究によると、ヒトラーは自殺しなくても
 あと六ヶ月くらいで過労で死んだと言われています。
・悪い事を計画し、実行するのが大好き。
 スペクターの能力があれば、法律に準じた事業を
 おこしてもかなり儲かりそうですが、あくまで
 暗殺や脅迫といった不法行為にこだわります。
・自由主義国家のあいだで競争して生まれたもの、
 「面白いもの競争」をやって多数の支持を得て
 勝ち残ったものが「面白い」のです。
・いま、私たちが「悪」を考えるなら、
 この二つを敵とするしかありません。
 なぜって、「悪」というのは、
 「その時代の価値・秩序基準を破壊すること」
 なんですから。


この本にはテレビやアニメの有名な悪役が
たくさん紹介されているけど、これら悪役は
相当の信念を持って世界征服活動をしている。

実はこうした分かりやすい行動をしている
集団はまだマシなんだなと思う。
それよりも、暗躍したり、影で甘い汁を吸う
そういう存在の方が腹立たしい。
霞ヶ関の官僚などは利権を手放さないというけど
引用部で書いたように、能力のある人が
征服ではなく法の枠の中で美味い汁を吸う、
そういう存在の方が庶民としてはイラッとする。

自分自身も誰かにイラッとされていると思うので
あまり大声では言えないけど。

あとは冒頭に書いたように
リーダー論的な読み方も出来た。
中間管理職は大変、とよく聞くけど、
一人で誰にも相談できない独裁者のそれは
上にも下にも気を使う中間管理職の
それと近い感じがした。
周囲の陣容/関係作りをする場合には
独裁者にならないようにする必要が
あるのではないかと思ったわけである。

管理職になる予定は全くないけどね。

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