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土 地球最後のナゾ

藤井一至 著 / 光文社 刊

とても良い本に出会えた。
普段、僕が生活の中で行動する際、
歩く地面にはコンクリートか、タイルか、
アスファルトか、せいぜいそれくらいで
土に触れることも、土を踏むことすら
無い状態となっている。

土に関してはせいぜい黒い、茶色い、
くらいの区別しかわかっていなかった。
家を建てる時に親から聞いたのは
「ひび割れている方が良い土」だったが
これは粘土系の土だったのだろうと思う。

粘土っぽい土は深い位置にあると
経験的に僕は思っている。
そう言った土が表に出て来ているのかな?

ま、そんなことはどうでもよく、
この本の内容もだし、テンポも良く、
好感が持てて引き込まれる文章だった。

世界の土は12種類、だけでなく、
月や火星の土にも触れている。
いや、ここで「土」は正しく無いかな。

土に特化して、こんなに興味深い
話がどんどん広がるのだな、と
感心するばかりである。

また副題にある、100億人を養う、
というのも土の栄養にフォーカスが
当たって一貫しており、理解の助けと
なっていた面も多分にある。

これはまた読んでみたいと思う。

最後に、本の最後にまとめられていた
文を引用させていただきます。
朝食はチェルノーゼムで育てた小麦パンに北欧のポドゾルでとれたブルーベリージャム。粘土集積土壌の飼料で育てた牛からとれるミルク。お昼は、アジアの熱帯雨林と強風化赤黄色土が育む香辛料(ウコン)を豊富に使ったカレーライスと黒ぼく土でとれた野菜サラダ。おやつに砂漠土のナツメヤシの入ったおたふくソースをかけたたこ焼きを頬張る。夜は未熟土でとれたおコメ、黄砂(若手土壌)に育まれた太平洋マグロのお刺身。シベリアの永久凍土地帯からやって来る冬将軍に怯えながら、ひび割れ粘土質土壌で生産されたコットンを泥炭土の化石である石炭で青く染めたジーンズをはき、石炭で発電した電気ストーブで温まる。そして、オキシソルを原材料にしたスマホを大切そうに握りしめている。

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