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往生要集を読む

中村元 著 / 講談社 刊

何がきっかけだったか忘れたが
往生要集という書物があることを知った。

確か地獄に絡む話で得た情報だったと思う。

そして興味が出たのだけれど、
往生要集という本がなかなか見つけられなかった。
確かこの本もアマゾンで入手したと記憶している。


僕のような知識が乏しい人間にとっては
往生要集そのものよりもこうした解説本の方が
合っていたのではないかと思う反面、
この本は源信がどう捉えたかという視点で
比較文学(?)的に書かれているものであって
初心者に適切なものだったのかどうかはわからない。

しかし往生要集の深さや仏教の根底にあるもの、
その稜線だけは捉えられたような気がする。


引っかかった点は以下。

・ここに表現されている地獄の情景は、
 空想的で、作り話であるという印象を与える。
 しかし、現実においてわれわれの生きているすがたを
 如実に表現したものではなかろうか。
 われわれは地獄の中に生きているのである。

・近年に至るまで、わが国では、日本は特殊な地域で
 あるから、日本的なもの、日本仏教が必要であると
 主張されていた。ところが、源信はまさに
 逆の立場を表明しているのである。


それと地獄の説明は50ページほどを割くほど多いのに
以降の説明が極端に減り、その点も興味深かった。
人は恐れるものを細かく描写したがるのだろうか。。。

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