宮司

信じたくないような事件が起きた。
江東区の由緒ある八幡社で
宮司一族が啀み合い、
果てに斬り斬られ命を落とした。

今年は本厄ということもあり
僕は例年になく信心深かっただけに
今年も終わりに近づくこの時期に
このような事件を見聞きし、
とても残念な気分である。

こんなことは言いたくないが、
僕が足を運んでいる八幡社で
こんなことが起きたら
正直ショックでおかしくなると思う。

この次の投稿では気分を変えて
信心深くなった自分について
記録に残しておこうと思うが
その前に言いたいことを言っておく。

今回の事件、問題の神社周辺では
一族の不仲が有名だったり
遊び好きで金遣いが荒かったというような
報道・インタビューがされている。

そんな状況があった中で
氏子の方々はどう思っているだろうか？
寄付やお賽銭で遊興されたお店の方も
過度な支払いに疑問を呈さなかったのか？
どうにもできなかったのか、
振り返ると何かできることがあったのか、
あるいは事件後も全く無関心なのか。

日本刀で惨殺するに至るような
凄惨な事件が起きた寺社仏閣は
歴史の中で一体どのくらいあろうか？

以前に「市川（團十郎）家は結界だ」
という説を聞いたことがあるけど
こうした事件によっても
人々の安寧が脅かされ、
ひいてはそうした秩序の乱れが
日本を弱くするのではないかと思う。

亡者になってはいけない。
やはり安定した社会あっての自分。
宮司でも誤った道に進むことがある。
それを誰かがどうにかせねば。
自分にできることをしよう。