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内容メモ
10/27放送分・耳地蔵
仲の良い親子が居たが、あるとき、
母親が死んでしまった。
子どもは河原にあるお地蔵さんを
母親だと思い込み、大変親しんでいた。
父親は不憫に思い、再婚をした。
母親は子の面倒をよく見たが、
やがて自分の子が生まれると
自分の子ばかりをかわいがるようになる。
子は再びお地蔵さんのところに
通うようになるが、母親はそれが気に入らない。
ガミガミ怒るようになってしまい、
子は耳が聞こえなくなってしまう。
あるとき子は、お地蔵さんがおにぎりを食べた、と
いう話をして母親は疑ったが、様子を見に行くと
本当にお地蔵さんはおにぎりを食べた。
母親は自分が間違えていたと改心し、
以後、2人の子を同じように愛した。
・ムカデの医者むかえ
虫たちが遊んでいたらナナフシがケガをした。
シオカラトンボ(医者の先生)を迎えにいくにあたり
ムカデがいちばん良い、となったが
一足一足わらじを履くのに時間がかかり、
先に出発したアブラムシが先生を先に連れてきた、
という話。
・弁天の沼
ある馬方が美人の旅人と出会った。
夜道は危険だと馬に乗せて送ったが、
女は沼の前で下り、琵琶の音とともに
沼に消えてしまった。
どうしても再び会いたいと思った馬方は
ある夜、琵琶と笛を演奏し合う夢を見た。
男は笛を作り沼を前に笛を吹き続けた。
すると女が現れ、2人で奏で始めた。
女は、今宵の思い出に、と小箱を渡した。
ふたを開けると幸せが逃げるので、
ふたは開けるな、と。
男は、あの女が弁天様だったのだと気づく。
馬方はその後大金持ちになったが、
幸せを感じられない生活をしていた。
沼に行き、小箱のふたを開けると
白蛇が逃げていった。箱には金の鱗が。
男はその後もとに生活に戻ったが、
残った金の鱗を奉り、毎日祈った。
11/3放送分・かげろうの里
漁師の若い夫婦がいたが、あるとき妻が
病気を患ってなくなってしまった。
夫はひどく落ち込んだが、漁に出たときに
妻によく似た姿を見つける。
声をかけると逃げてしまったため
追いかけ、洞窟の奥深くまで行ったところ
見たこともないところにたどり着いた。
老人に、この先に進むな、と忠告され、
気がついたら船に戻されていた。
村の年寄りはそこは死人の里だと説いた。
再び近づけないのは亡き妻が近づけぬように
しているからだ、と。
そんな話を聞いても夫は再び会うために
その洞窟へ向かい続けた。
しかし、夫は難破し行方不明となってしまう。
村人は2人が共に暮らしているだろうと祈った。
・因幡の白兎
うさぎが海の向こう側にある陸地へ渡るため
サメを騙し、一列に並べさせた。
サメを飛び越えて向こう側の陸を目指したが
サメは騙されたと知り、うさぎの皮を剥いだ。
それを見たいたずら好きの神様が
海の塩水でよく洗い風にさらせば良くなる、
と教えてくれたためうさぎはそれに従ったが
よけいひどくなってしまう。それを知った
別の神様が、真水で洗い、蒲の穂の上で
体を転がせばよくなる、と教えた。
うさぎは白毛で覆われ元通りに良くなった。
この神は後に多くのを治める
大国主神(おおくにぬしのみこと)である。
※この話は古事記にも書いてある。
・占いくらべ
時は平安、ある男が白狐を助けた。
その男、その後結婚をし童子丸という子を
授かるが、母親はどこかに消えてしまう。
童子丸は動物の話を聞くことができた。
あるとき童子丸の前に母親が現れた。
母親は、私は信太森(しのだのもり)に住む
白ギツネで人間界には長く居られなかった、
と説明し、お前は都に出て占い者になれ、
と童子丸に伝えた。
その話の通り、童子丸は京に上がり、
占い比べで勝利した。
童子丸は
陰陽の神 陰陽頭に選ばれ、
安倍晴明(あべのせいめい)と名乗った。
※陰陽師のモデルはこの方のようだ。
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