http://kote5120.blog.shinobi.jp/%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A0%E6%9C%AC%E3%83%BB%E8%A6%8B%E3%81%9F%E6%9C%AC/%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E6%98%9F%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%91生命の星・エウロパ
長沼毅 著 / 日本放送出版協会 刊
宇宙とか生命には昔から興味がある。
この本を買うとき、写真満載の
フォトブック的なものかな?と思っていたけど
実際には科学の目線で細かい解説が載っている
バリバリの理系書でした。
内容は大変面白かった。
耳を折った部分を見て行こう。
・木星の巨大な潮汐力変動によってイオの直径は
100メートルも伸び縮みさせられている。
・東濃地下学センターには東濃鉱山があり、地下生物圏の
研究プラットフォームである。(中略)
世界に誇れる施設である。
・太陽に次に近い恒星は、へびつかい座のバーナード星である。
(中略)バーナード星の"太陽系"には生命の存在が期待されている。
彼らの文明とわれわれの文明が交わることはあるのだろうか。
・宇宙における元素存在度からヘリウムを除くと、多い順に
水素、酸素、炭素、窒素となる。実は、これは、人体における
元素存在度の順と同じだ(存在度の%は違うが)。
これしかチェックされていなかったけど
もっと他にたくさん面白い話が書いてあったと記憶している。
そして、この長沼さんの文章は原理原則に基づいていて
自分の主張のような書き方ではなかったように感じられる。
中立に、客観的に物事を見て書いていて、
それの根拠となる表なども掲載されていたり
推測の部分は推測だと書いてあったので好感を持てた。
さらに、今後はこういうことも発見されるだろう、とか
将来に夢を与えてくれる内容も書かれてあって
学生の読み物としてはとてもよいのではないかと思う。
僕はこういう本が好きだ。改めて思いました。
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