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ルワンダ中央銀行総裁日記 増補版

服部正也 著 / 中央公論新社 刊

この本、たしか新聞広告か何かで見て
なんだか面白そうな本だな、と思い
買ってみたものである。

この本は経済に詳しい人が読んだら、
ルワンダに行ったことがある人なら、
それはそれはとても面白く
読むことができる本だろうと思う。

そしてどちらでもない僕にとっては
いや、それでも面白い内容であった。

これは映画化しても良い気がする、
そのくらい奇な事実が綴られた
本であると言い切ることができる。
偉人であり、誇るべき日本人である。

今調べたら映画にはなっていないようだ。
映画化したら絶対に観にいくけどな〜。

・もし働く気がなければ独立国になる
 資格がないわけです。
・最近の傾向は人間的という美名で
 甘えと甘やかしが横行し、人間生活に
 必要な規律と義務が軽視され、
 そのために社会が乱れている。
・そこで私は、ルワンダの外国人があげた
 事実をルワンダ人に確かめることにした。
・離婚率という、いわば不幸指数の
 高いことで婦人開放度を測定する
 評論家のいる国からきている私は、
 ストライキ数で民主主義の高さを計る
 彼らを笑うことはできないが、
 乏しい国の乏しい国民からの税金で、
 一般国民より高い生活水準を
 享受している彼らが学生の本分を
 棄ててストライキをしている矛盾は、
 どうにも腹立たしいものであった。
・アフリカ諸国に対する日本人の関心が、
 もっぱら資源とか市場とかの、
 現実的な利益を中心にしており、
 国民というものに対しては、
 あまり考慮が払われていないことに
 対する危惧である。平和といい、
 貿易といい、援助というものは、
 究極的には国民と国民との関係という、
 いわば人の問題である。この人の面を
 無視して進められる国際関係の基礎は、
 きわめて脆弱なものである


僕の中ではこの本は
リーダーシップをいかに発揮すべきか、
が具体的に書かれた本であった、である。
強いリーダーシップと、それを執るだけの
専門的で高い知識と経験を備え、
専門のことについては説明を尽くし、
専門でないことは真摯に意見を求める。
これを読んで、その姿勢が
武士道に通ずるものがあると感じた。

大変勉強になりました。

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