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人類と気候の10万年史

中川毅 著 / 講談社 刊

久しぶりに知的好奇心をくすぐられた。

いぜんにこんな記事こんな記事を書いたけど、
この本にはもっと明確に、
エビデンスを基にして気候の話がされ
まさにこういった原理原則を
小さい頃から教えていくべきだろう、
そう思える内容であった。

そして過去を詳細に調べていけば
ある程度精度の高い未来予測もできる。
と思いきや、カオスな事象に対しては
いまだに人知が及ばない領域であり
解明はされていないのだな、とも
知らしめている実験もあり、
まだまだ進化が必要だとも感じた。

・軍事とも金融とも直接は関係のない
 気象予測の研究に、日本がそこまでの
 開発努力と資源を投入したことは、
 誇るに足るエピソードだと個人的には思っている。
・「数えられないものは数えられない」
 ということを正面から認めて、
 年代の誤差モデルに反映させていった。
・花粉の膜はきわめて堅牢な物質でできている。
・ラジマン教授の主張は、人間が気候を左右する
 ようになった歴史は、100年前ではなく
 8000年前にさかのぼるということを
 意味していた。
・自然の生態系の中では、様々な生物が
 排除されることなく混在している。


人類がどういう道を選択するか、
またどのような宿命のもとにあるのか、
数万年後には明らかになっているだろう。

この本はオススメしたい本である。ぜひ。

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